事例紹介
注目プロジェクトや
地域で活躍する人たちを紹介
地域のプロジェクトや
いきいき活動している人たちをご紹介。
興味があるプロジェクトや面白そうな人を
さがしてみてください。
いのちの森を未来へ。
「夢マップ実現プロジェクト」が描く
循環型社会
光の差し込む豊かな森。森林浴が楽しめる散策路。
子ども達が遊べるアスレチック。山の木材を活用したゲストハウス。
5年前に描かれた1枚のイラストに詰まった夢が今、実現しようとしています。
プロジェクトを手掛けた掛川市倉真にあるNPO法人「時ノ寿の森クラブ」
事務局長の大石淳平さんに話を聞きました。
無人駅の先のワンダーランドへ!アート作品で見慣れた景色が多彩に変化する24日間!
大井川鐡道の無人駅や周辺集落を舞台にした「UNMANNED(アンマンド)無人駅の芸術祭/大井川2021」が今月28日まで開催中です。県内外で活躍するアーティスト16組が、無人駅とその周辺エリアを多彩に掘り起こした作品に出合える芸術祭。
今年で4回目の開催となる芸術祭を手掛けているのがNPO法人クロスメディアしまだ事務局長の兒玉絵美さんです。島田市抜里生まれの兒玉さんは大学時代を京都で過ごし卒業後、島田へ戻ってきた際、地元を好きになる人を増やすべく地域づくりをしよう!とクロスメディアしまだでの活動をスタート。
“スキだらけのマチづくり”をテーマに子どもたちに地域で働くことを体験してもらう「こどもわくワーク」や島田エリアを中心とした地域情報誌「月間cocogane」を発行するなど、様々な活動を行っています。
静岡県関係人口ライターが始動!
――3月5日に、静岡県庁で静岡県関係人口ライターの委嘱式を開催しました。
関係人口ライターとして登録された7名のうち5名が参加して、佐藤政策推進担当部長から出席者への委嘱状の交付のほか、懇談などが行われました。
静岡県関係人口ライターは、県内で地域活性化に取り組む団体やそこに関わる「関係人口」と呼ばれる人々を取材し、文章と写真でその魅力を県内外に発信する方々です。
個と個の出会いが生み出す「関係人口」。
これからの人と地域のつながり方
――コロナ禍は、私たちの働き方・暮らし方を見直すきっかけをくれました。地方回帰の流れや人々の意識の変化をどう感じていますか。
僕自身も、週6日地方を巡っていた生活から一変。地域への移動がぱたっとなくなった期間を経験しました。代わりに急浮上したのが、オンライン上でのワークショップやトークセッションです。そのような、地域の未来について意見を交わす場が増えたことで、地元を面白くしたい、自分に合った地域と出会いたい。という思いが高まっています。また、距離の制約が減った分、「関係人口」の門戸が広がったと感じています。
――そもそも「関係人口」とはどういう存在なのでしょう。
「観光以上、移住未満」「交流人口でも定住人口でもない第三の人口」として、2012年ごろから現れはじめた概念です。地域の人々と出会い、関わりを持つことに価値を感じながらも移住までは考えていない。観光客と移住定住者の間にいるすべての人を指します。
地域のコミュニティに属していなくても、すでに誰もが、関係人口的な動きをしています。例えば、静岡県のお茶に魅せられ地域を訪れるとしましょう。SNSで「静岡県**産のお茶を飲みに来ました!」と投稿すれば、それが地域の魅力発信になります。一部の友人が「私もお茶を買ってみよう」「訪れてみよう」と反応したのなら、その人はすでに静岡の関係人口になっていると思うんです。