- 活動団体
- 特定非営利活動法人まつぼっくり
- 活動場所
- 藤枝市
子どもの相対的貧困を知って始めたこども食堂
特定非営利活動法人まつぼっくりは、藤枝市高洲地区を中心にこども食堂をはじめとした子どもに関わる様々な支援活動を行っています。
月に4回から6回こども食堂を開き、役員とボランティア4~10人で調理、準備を協力しています。

こども食堂は2017年から開催し、2026年9月で10年目を迎えました。代表の前田さんは「子どもの相対的貧困を知ったことがこども食堂を始めたきっかけ」と言います。周りで(子どもの貧困を)聞かないとは言っても、それは目に見えていないだけで、困っている子が一人もいないことはないと思い、知人に声をかけて自分たちにもできることとしてこども食堂を始めたそうです。
現在開催されるこども食堂は50食以上用意することもあり、利用者数は年々増加しています。提供される食事は心を込めて用意され、テーブルを囲んで楽しくお昼ご飯を食べることができます。料理には寄付としていただく地元の食材も活用し、栄養満点のご飯を味わえます。
さらに、親御さんにとってはこども食堂が子育ての情報交換の場にもなっています。
利用者の第3の居場所となり、人とのつながりを生んでいるのがこども食堂まつぼっくりです。


活動の拡大と実感するやりがい
子ども達に「おいしかった!」と笑顔で言ってもらえることがとても励みになっています。利用者の中で生活が安定し、子どもも成長してこども食堂を卒業できた家庭があること、食堂を利用したことで問題解決につながったときに、前田さんは「やってて正解、よかった」とやりがいを感じると言います。誰もが否定されず、温かく受け入れられる空間であることを心がけ、運営が続けられています。
支援を始めた当初はこども食堂の社会的認知度が低く、理解されないこともありましたが、徐々に浸透して現在は地域から数多くの協力が集まるようになり、活動も広がっています。
コロナ禍をきっかけにしたお弁当配布や一人親支援、生理の貧困の支援も段階的に開始し、収束後はこどもの体験格差にも着目してBBQやいちご狩りなど思い出作りになる活動も実施しています。さらに、現在はボランティアによる小中学生の学習支援も行われています。



さらなる活動と思い
このように活動を広げてきたまつぼっくりですが、今後は赤ちゃんを育てる母親を対象に情報交換、相談の場を設ける活動や、近所の方・学生のボランティアを増やしたいという思いがあると言います。
まつぼっくりは、どなたでも参加可能です。誰もが安心できる居場所があり、また暖かな思いが集まって人と人の繋がりが広がっていく空間があります。
最後に、前田さんからのメッセージをご紹介します。
「こども食堂まつぼっくりのボランティアには特別な何かが必要ではありません。子どもたちのために何かしてあげようという思いがある方はどなたでも受け入れますので、是非来てください」

